自然エネルギーを電気に
私たちの生活に欠かせない電気を作るには、環境への影響は避けられません。
発電方式によって環境への影響や発電状況が異なります。
太陽光発電
- 太陽光を太陽電池で直接電気に変換します
- 太陽電池の製造に資源を使いますが、発電時に二酸化炭素などのガスが発生しません。
- 発電は太陽光が照射している日中に限られます。
火力発電
- 石油や石炭などの燃料を燃やし、水を沸騰させた蒸気でタービンを回し電気に変換します。
- 燃料の燃焼時に二酸化炭素などのガスが発生します。
- 燃料を燃焼している間は安定した電力を発生することができます。
- 原子力発電
- ウランなどの核燃料用いて、水を沸騰させた蒸気でタービンを回し電気に変換します。
- 燃料の燃焼時に二酸化炭素などのガスが発生しません。
- 放射線の管理を必要としますが、安定した大きな電力を発電することができます。
・ 高いところから水を流し、水車を回して電気に変換します
・ ダムを造るなど建設時に環境を改変しますが、発電時に二酸化炭素などのガスが発生しません。
・ ダムの貯留水がなくなると発電することができません。
環境負荷の軽減
太陽光発電は、CO 2 削減だけでなく、各種の環境負荷を低減します
- 燃料、材料などの資源の消費を低減
(太陽電池の主な原料のシリコンは無尽蔵の資源) - 運転時にCO 2 を排出しない
- 回転する発電機と比べ運転時のメンテナンスが容易
- 電力の消費地に近いところで発電が可能で送電の損失が少ない
太陽光発電の環境負荷
「太陽光発電システムのライフサイクル評価に関する調査研究」(平成21年3月)によると、太陽光発電所の建設から撤去までの環境負荷はリサイクルを考慮すると以下のとおりで、太陽光発電所の寿命が20年以上であることから、環境負荷がとても少ないことがわかります
環境負荷要因
- 太陽電池モジュールの製造
- 周辺機器の製造
パワーコンディショナ、架台、配線材料 - 太陽光発電システムの輸送
- 運転期間中の機器更新
- 撤去、リサイクル
エネルギー消費量
太陽光発電出力1kw当たり 26,477MJのエネルギーが必要
このエネルギー相当分を発電する期間は、2.66年
CO 2 排出量
太陽光発電出力1kw当たり 1,325kgのCO 2 を排出
このCO 2 相当分を削減する期間は、3.04年
CO 2 削減量

太陽光発電は、運転時にCO 2 を排出しません
兵庫県企業庁の三田カルチャータウン太陽光発電所の場合、1年間に発電する電力量によって 削減されるCO 2 は、50年生スギで約15万本が吸収するCO 2 に相当します。 これは森林面積で185ヘクタールにもおよびます。
06月10日 12時19分
全発電所合計
- 発電出力
- 29,600kW
- 現在の発電出力
- 8,976kW
- 本日の発電電力量
- 53,949kWh
- 発電開始からの累計
- 311,743,984kWh
- CO2削減量 累計
- 148,078.5t